松江城のお堀巡りを楽しむ堀川遊覧船の料金アクセス完全解説

松江城と堀川遊覧船 松江

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松江城のお堀巡りを計画する際に気になるアクセスや料金、割引、時刻表、駐車場、営業時間、予約や予約なしの可否、所要時間、そして松江城城下町の食べ歩きとの組み合わせまで、必要な情報を一つにまとめました。

ぐるっと松江堀川めぐりの魅力や季節ごとの楽しみ方も整理しています。初めてでも迷わず準備でき、当日の動線や時間配分が見通せるよう、実用性を重視して解説します。

記事のポイント
  • 乗り場やアクセスと駐車場の把握
  • 料金や割引とチケットの選び方
  • 所要時間や時刻表と営業時間の目安
  • 予約や予約なしの利用方法と注意点
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出典:筆者
  • アクセスしやすい堀川遊覧船の乗り場
  • 所要時間ごとに選べる乗船コース
  • 遊覧船の料金とお得な利用方法
  • 割引サービスやセットチケット情報
  • 松江城城下町の食べ歩きと堀川観光

アクセスしやすい堀川遊覧船の乗り場

堀川遊覧船の乗り場は松江堀川ふれあい広場、大手前広場、カラコロ広場の3か所です。

いずれもJR松江駅からバスで到着でき、市内観光の拠点と組み合わせやすい立地です。ふれあい広場は大きな駐車場に近く車利用と相性がよく、大手前広場は松江城天守や松江歴史館に隣接して周遊観光に便利です。

市街地側のカラコロ広場は京店商店街やカラコロ工房から歩いてすぐで、街歩きの起点になります。

乗り場主な最寄り停留所・目安時間相性のよい観光
松江堀川ふれあい広場レイクライン 堀川遊覧船乗場 約17分/市営バス ふなつ橋 約25分塩見縄手、城山西駐車場
大手前広場レイクライン 大手前堀川遊覧船乗場・歴史館前 約13分/市営バス 県民会館前 約11分松江城天守、松江歴史館
カラコロ広場京橋 約8分カラコロ工房、京店商店街

いずれの乗り場でも一日乗船券の購入ができ、遊覧コースでは途中の乗下船が可能です。

所要時間ごとに選べる乗船コース

堀川遊覧船には2種類のコースがあり、観光の目的や滞在時間に合わせて選ぶことができます。

代表的なのが、約50分かけてお堀を一周する遊覧コースと、約30分で往復する短時間のぶらっとコースです。いずれも屋根付きの小型船で運行され、四季折々の景観や松江の歴史的な町並みを水上から楽しむことができます。

遊覧コース(約50分)

遊覧コースは松江の中心部をぐるりと囲む全長約3.7kmのお堀を一周するルートで、歴史地区、市街地区、自然地区という3つのエリアを順に巡ります。

  • 歴史地区では、国宝松江城の壮大な石垣や武家屋敷の並ぶ景色を水上から間近に眺められます。
  • 市街地区に入ると、カラコロ工房などのレトロモダンな建築物が現れ、街の文化と調和した雰囲気を味わえます。
  • 自然地区では、森の木々や水辺の鳥、亀などが訪れる静けさの中を進み、都会の喧騒を忘れるひとときを過ごせます。

航路には合計17の橋が架けられており、そのうち普門院橋やうべや橋といった高さの低い橋では、船の屋根が下がり、乗客も身をかがめて通過します。

この体験は観光船ならではの醍醐味で、小さな冒険のような印象を残してくれるでしょう。

ぶらっとコース(約30分)

ぶらっとコースは、堀川ふれあい広場を出発点とし、塩見縄手沿いの北田川を進んで普門院橋付近で折り返すルートです。

所要時間は約30分と短めで、他の乗船場には立ち寄らずに往復するのが特徴です。短時間で雰囲気だけを楽しみたい旅行者や、他の観光予定と組み合わせたい方にとって利用しやすい選択肢です。

ただし、このコースは定期運航ではなく、事前予約が必要になります。少人数の団体や貸切で利用する場合に便利で、限られた時間の中でも松江のお堀の魅力を凝縮して体感できます。

写真好きにうれしい見どころ

出典:筆者

堀川遊覧船の航路は、撮影スポットとしても高く評価されています。

特に普門院橋から宇賀橋にかけての区間は、松江城天守が森の木々の上に姿を現し、趣のある木橋やお堀の水面と共に一枚の風景に収まる絶好のポイントです。

観光雑誌や旅行ガイドでも紹介されることが多く、船上からしか見られない角度で撮影できるのが魅力です。

遊覧船の料金とお得な利用方法

一日乗船券は乗り放題で、三つの乗り場で購入できます。

年齢区分や団体、障がいのある方と介護者向けの設定があり、年に何度も乗るなら年間パスポートも検討の価値があります。

券種区分料金
一日乗船券(個人)大人1,600円
中人(中学・高校生)1,300円
小人(小学生)800円
幼児(小学生未満)400円※
一日乗船券(団体20名以上)大人1,400円
中人1,200円
小人700円
障がい者および介護人800円/700円/400円
ぶらっとコース(団体30名以上)大人1,400円
中人1,200円
小人700円
貸切(1隻10名以内)1隻16,000円
年間パスポート大人/中人/小人3,000円/2,000円/1,500円

※幼児は大人1名につき1名無料。2名目以降は上記料金が必要です。

お得に楽しむコツ

滞在中に複数回乗る予定があれば一日乗船券が便利です。季節運航のこたつ船期間や夜間運航の日は混み合うことがあるため、早い時間に購入しておくと動きやすくなります。

割引サービスやセットチケット情報

堀川遊覧船は単体で利用するだけでなく、交通や周辺観光施設と組み合わせた割引プランを利用することで、旅行全体をより効率的かつ経済的に楽しむことができます。

代表的なのが「松江乗手形deバスパック」で、このチケットを購入すると通常1,600円の一日乗船券が団体料金に引き下げられ、1,400円で利用可能になります。

市内を循環するバスとセットになっているため、堀川遊覧船とバスを組み合わせてスムーズに観光を回りたい方にとって実用性の高いプランです。

また、日本庭園で知られる「由志園」とのセットチケットも人気があります。

このチケットを利用すると、遊覧船の料金と由志園の入園料が割安になるだけでなく、園内の食事処での飲食代が10%割引される特典も付きます。

由志園は牡丹や紅葉など四季折々の花が楽しめる名園として知られており、遊覧船と合わせて訪れることで松江の自然と文化を一度に味わえる魅力的な行程になります。

割引の実施内容や対象期間はシーズンによって変更されることがあるため、利用前には必ず公式情報を確認することが大切です。

特に観光需要の高まるゴールデンウイークや紅葉シーズンなどは適用条件が異なる場合があります。旅行計画の際には、松江市観光協会や交通事業者の最新情報を確認しておくと安心です。

松江城城下町の食べ歩きと堀川観光

堀川遊覧船は、松江城下町の散策と組み合わせることで観光の満足度が一層高まります。水上から景色を楽しんだあとに城下町へ下船すれば、徒歩数分で松江の代表的な名所を巡ることができます。

大手前広場の乗船場で下船すると、国宝松江城天守や松江歴史館へすぐにアクセス可能です。城の石垣や歴史展示を間近に見学できるため、遊覧船で聞いた案内をより深く体感できます。

塩見縄手エリアでは、武家屋敷や小泉八雲旧居が並ぶ歴史的な通りに足を延ばせば、江戸時代の風情をそのままに感じられます。

一方で、カラコロ広場の周辺は商店街や飲食店が集まるにぎやかなエリアです。特に京店商店街は出雲そばや和菓子といった地元グルメを楽しめる食べ歩きスポットとして知られ、旅の合間に気軽に立ち寄れるのが魅力です。

カラコロ工房ではガラス細工や地元工芸品を扱う店が並び、お土産探しにも適しています。

一日乗船券を利用すれば、途中で下船して街歩きを楽しんだ後、別の乗り場から再び乗船することも可能です。この仕組みを活用すれば、移動手段としても観光体験としても堀川遊覧船をフル活用できます。

限られた滞在時間でも効率的に観光を組み立てられるため、松江を深く味わいたい旅行者にとって大きな利点となるでしょう。

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出典:筆者
  • ぐるっと松江堀川めぐりの見どころ紹介
  • 時刻表と営業時間を確認して利用する
  • 予約や予約なしでの利用方法をチェック
  • 車利用に便利な駐車場の情報
  • まとめ:松江城のお堀巡りで特別な時間を楽しもう

ぐるっと松江堀川めぐりの見どころ紹介

ぐるっと松江堀川めぐりは、松江市の中心部を流れる総延長約3.7kmのお堀を周遊する観光船で、江戸時代の趣を残す町並みと水辺の自然環境、そして近代的な市街地の風景を一度に体感できるのが特徴です。

航行中は船頭による案内が行われ、松江城の築城にまつわる歴史的エピソードや、地元で語り継がれる小話などを交えながら進むため、単なる移動手段ではなく知識と文化を同時に味わえる学びの場にもなります。

同じ航路でも案内内容や自然の表情が異なるため、複数回乗船しても新しい発見があるのが魅力です。

さらに、年間を通して季節ごとの演出が施され、観光体験を豊かにしています。

夏には風鈴を船内に飾りつけ、川面を渡る風に響く音色が涼を誘います。秋には松江水燈路の開催に合わせ、夜間運航が実施され、無数の灯りに彩られた幻想的な風景を船上から楽しめます。

冬季は豆炭を使ったこたつ船が登場し、寒い日でも暖かく過ごしながら景色を堪能できる工夫が施されています。こうした演出は、地域の文化資源を生かした持続的な観光の一例としても注目されています(出典:文化庁「日本遺産」)。

三つのエリアを一周で満喫

堀川めぐりでは、歴史地区・市街地区・自然地区の三つのエリアを一周で巡ることができます。

それぞれが異なる表情を持ち、組み合わせによって松江という城下町の多面性を理解できる構成となっています。

歴史地区では、国宝松江城の石垣や往時の姿を残す武家屋敷が水辺から一望でき、城下町としての格式を感じ取ることができます。

市街地区に進むと、カラコロ工房を中心にレトロモダンな建築が立ち並び、近代以降に発展した街の賑わいを垣間見ることができます。

さらに自然地区では、両岸に木々が迫り出す緑のトンネルや、水鳥が羽を休める穏やかな風景が広がり、都市部にいながら自然と共生する松江の特徴が現れています。

また、航路に点在する17の橋の存在も体験の醍醐味です。特に普門院橋やうべや橋といった低い橋では、船の屋根が下がる仕組みがあり、乗客が自然に身をかがめて通過します。

この一体感は観光客同士の笑顔を誘い、記憶に残る印象的な瞬間となるでしょう。こうした細部にわたる工夫が、堀川めぐりを単なる遊覧ではなく、参加型の体験へと昇華させています。

時刻表と営業時間を確認して利用する

運航は季節で最終便の時刻が異なります。次の目安を押さえて計画すると動きやすくなります。

期間始発最終
3月1日〜9月30日9:0017:00
10月1日〜2月末日9:0016:00

始発から最終の間は随時運行で、松江堀川ふれあい広場と大手前広場では定時便が設定されています。カラコロ広場発は定時便がないため、移動の起点にする場合は乗継ぎの余裕を見ておくと安心です。天候やイベントによりダイヤが変わることがあるため、当日の乗り場掲示や案内で最新の時刻表と営業時間を確認するとスムーズです。

予約や予約なしでの利用方法をチェック

堀川遊覧船には、事前予約が必要なケースと、予約なしでそのまま利用できるケースがあります。

代表的な遊覧コース(約50分)は、基本的に予約不要で、乗船当日に一日乗船券を購入し、乗り場係員の案内に従うだけで気軽に乗船できます。旅行中の自由度を重視する観光客にとっては、この柔軟さが大きな利点です。

一方で、約30分のぶらっとコースは予約制となっています。予約受付は乗船希望日の180日前から7日前の17時までで、団体利用の場合は30名以上が目安とされています。

ただし、ゴールデンウイークやお盆期間など観光需要が集中する時期には対象外となる場合があるため、繁忙期の利用を検討している場合は事前に条件を確認する必要があります。

さらに、1隻を貸切るプランも用意されており、10名以内での利用が可能です。受付期間や手続き条件はぶらっとコースと同様で、少人数のグループ旅行や特別な行事に適しています。

注意すべき点として、いずれの予約プランも乗船日の6日前以降のキャンセルには所定のキャンセル料が発生します。そのため、日程が確定した段階で早めに手配を進めておくと安心です。

予約の有無を決める際には、参加人数や希望する所要時間、当日の観光ルートを考慮して選択すると無駄がありません。

効率的な旅程を組み立てたい場合には予約制コースを、柔軟に観光したい場合には予約不要の遊覧コースを利用する、といった使い分けが適しています。

車利用に便利な駐車場の情報

車で松江を訪れる際には、主要道路からのアクセスと駐車場の選択が重要なポイントになります。

最寄りの高速道路は山陰自動車道で、松江西ランプICから松江堀川ふれあい広場までの距離は約6kmです。宍道湖通りを経由すると約15分で到着でき、初めて訪れる方でも分かりやすいルートになっています。

ふれあい広場周辺には無料および有料の駐車場が複数整備されており、利用状況に応じて選べるのが利点です。

さらに、遊覧船の利用者を対象に駐車料金の割引サービスが受けられる駐車場もあります。これはチケット購入時に提示することで適用されるため、乗船券を購入する際に必ず確認しておくとよいでしょう。

週末や祝日の混雑時には「おもてなし無料駐車場」として、島根県庁や松江市役所の駐車場が一般開放されます。

こうした取り組みは観光客の利便性向上を目的としており、特に繁忙期には大変役立ちます。徒歩移動の負担を減らしたい場合は、目的とする乗船場に最も近い駐車場を選ぶのが効果的です。城下町の観光では歩行距離を短縮できるだけでなく、観光時間を効率的に活用できます。

松江市は観光振興と交通利便性の向上を目的として駐車場の整備や利用促進を行っており、最新の開放状況や利用条件は松江市公式の観光情報で確認するのが確実です(出典:松江市公式観光サイト )。

まとめ:松江城のお堀巡りで特別な時間を楽しもう

  • 乗り場はふれあい広場と大手前とカラコロの三か所
  • 一日乗船券で途中乗下船ができ行動が柔軟になる
  • 所要時間は遊覧約五十分と短時間の約三十分
  • 三つのエリアを周回し景観の変化を連続で楽しめる
  • 低い橋では屋根が下がり小さなスリルを味わえる
  • 夏は風鈴船や秋は水燈路の夜景で季節感が高まる
  • 冬は豆炭のこたつ船で寒い日も快適に巡れる
  • 料金は年齢区分と団体や障がい者向けを用意
  • 年間パスポートは複数回利用に向く選択肢
  • ぶらっとコースは予約が必要で団体に適する
  • 貸切は一隻十名以内で特別な行程を組みやすい
  • 時刻表と営業時間は季節で最終便が異なっている
  • カラコロ発は定時便がないため余裕を持って動く
  • 駐車場は割引や週末無料開放を活用して便利に
  • 松江城城下町の食べ歩きと組み合わせて満喫する
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